《7月に読んだ本》
若冲/澤田瞳子
伊藤若冲の小説。
作品や文献から生涯とか心情とかに迫った、というよりは、もしも昼ドラの主人公が伊藤若冲だったら、みたいな小説だった。
でも、若冲の描く動物は、なんでだいたい目が死んでるのか、今回の説を見て成る程と思った。
野菜の涅槃絵は元々可愛いから好きだったけど。どうやら、空を飛んでる人を描かなきゃいけないという、涅槃図のルール通りじゃないから、ワケありっぽいという解釈らしい。でも長谷川等伯の大涅槃図(本法寺)もそうじゃね??
絵画の見方がサッパリ分かりません…。
2018-7-31 20:31
本日は、科博の特別展・昆虫と、上野の森美術館のミラクルエッシャー展に行ってきた。
透明な蝶。蛾みたいな蝶。蝶みたいな蛾。オウゴンオニクワガタ。ツノゼミ。個人的に「ヒトツメゴ〇〇リ」とアダ名をつけてみた、どう見ても妖怪みたいな見た目のG。真っ青に輝くカメムシ。ホウセキゾウムシ。大好きなタイヨウモルフォの飛翔映像と標本。スズメバチvsミツバチの戦闘映像。
そしてゲンゴロウの標本。初めて正面からの顔をちゃんと見たけど、なんてブサイクで可愛い顔をしているんだ!
なお、今読んでる本によると、ゲンゴロウ専門の研究者は、世界的に少ないらしい。
蝶の標本がたくさんあって、とても面白かった。
ただ、カブト・クワガタ・蝶のオンパレードなだけに、子どもが多いのなんのって。
「昆虫及び幼年期ホモサピエンス展」よまじで。
土日はもっと恐ろしいことになるんだろうな。
しかし子どもたちは、男女問わずキャーキャー楽しんで見てるのに、大人になったらみんな虫嫌いになるんだろうな。。
そしてもうひとつ行きたかった、ミラクルエッシャー展。
公式ツイッターが、平日の何時でも「大変混み合っております」と呟いている。無理なら他のとこ(ミケランジェロ展か縄文展)にしようかなと思っていたが。確かにまぁまぁ混んでいたが、国宝展よりはマシだった。
上野の森美術館そのものが狭すぎる。土日はもっと恐ろしいだろうな…。
数点のだまし絵以外、何のイメージも知識もない状態で行ったが、エッシャーの生涯や、だまし絵以外の作品もきちんと展示・解説されてて、すごく良かった。
個人的に、「空・水」シリーズに出てくる魚は、もしかしなくても魚の進化の歴史を踏まえて描いているのでは!?と思った。
とはいえ、1900年代前半、魚の進化の研究って、どんなことがどのくらい分かってたんだろう。そこもちゃんと調べてみよう。
そして彰義隊の墓所を訪れた。思い付きだったもので、線香のひとつも持ち合わせておらず……。
今日は久々にたくさん歩いた。そして半端なく暑い。
とにかく猛暑が収まるまでは、できるだけ外出は控えたい。
10月あたりからは、東京都美術館でムンク展、8月末からは京都で東山魁夷展。どちらも混みそう…。ムンク展は1月までやるらしいから、様子を伺いたいところ。
あとは会期終了までに、神戸のプラド美術館展にも行きたい。世界史知らなさすぎだけど大丈夫かな?
2018-7-19 19:07
6月に読んだ本
・一刀斎夢録 下/浅田次郎
・ナショナルジオグラフィック 2017年11月号
・死体は語る/上野正彦
「死体は語る」は、34年間監察医を勤めてきた方が書いた本。といっても、この本が出たのは1989年。
監察医は、医学の知識と経験に基づいて、亡くなった方の死因を特定する医師。
病死なのか事故なのか、事故に見せかけた虐待なのか。自殺なのか、自殺と見せかけて殺害されたのか…。
著者は、各都道府県に監察医制度を拡大すべきと主張していた。いうまでもなく、より正確な捜査のために。
この本の出た時は国内8箇所あったということだが、現代はどうなってるかウィキを見てみた。…6箇所に減っていた。
本の内容でも、監察医の成り手がいないことが、問題として指摘されていたが…ニュースでよく見聞きする「深刻な医師不足」。まさかこんなところにも影響が…orz
2018-7-1 22:04