まず前提として、D2本編のカイルはオリDのスタンとルーティの間に産まれた子供で、D2本編とリメDの未来の関係はパラレルワールド。リメD発売前のものは別として、リメD発売後のお祭りゲーでD組は基本的にリメD使用のキャラ付けになっている。
勿論リメD本編の未来でも十中八九、カイルは産まれるだろが、そのままD2本編には繋がらない、オリDとリメDがイコールで繋がらないパラレルワールドな訳だから、D2とリメDの未来もパラレルワールドとして扱われる。
続編やリメイクが出たとして、それに繋がる作品を無理矢理新しい作品に合わせる必要はない。様するにD2がリメDに全て合わせる必要はない。簡単にいうとマイソロ3でいうロイド君の扱い。どちらの作品のキャラも互いのキャラ付けを保つ為に妥協し合う、ラタ本編を匂わせる発言をしてもSキャラがラタ本編の使用になる必要はない。
という事で従来のマイソロシリーズ等ではD組はリメD寄り、D2組はオリDの未来であるD2本編に近いキャラ付けがされており、カイルは別の世界から来た事になっている、そしてお祭りゲー本編の未来に同作本編のカイルが産まれるとは確定していない。もしくはパラレルワールドの人間だと明言されている。
上記と変わってVSのカイルはスタンの実の息子だと明言されている、他作品と比べてスタンとの関係がわかりやすく示されているように見える、ところがそれ以外の身の上が他の作品より不明確になっている。同じ時間軸に親子として存在してはいるがスタン本人の年齢が不明、そもそも母親の存在が見えない。
VSカイルの身の上を考えるに辺り、考える必要があること
@スタンとカイルの肉体的な年齢
A本当にあの二人が実の親子か
Bカイルの年齢と時間軸が繋がるか
母親がルーティなのか、本編での立ち位置等は大人の事情があるので今回は触れない。母親の存在よりもスタンとカイルが一般的な親子関係にあるのかを考える。
ベン図、キャロル図で考えていくと長くなるので、今回はスタン・カイルのどちらを軸に考えていくか、2パターンで考えていく。
カイルが軸の場合(オリD寄り)
カイルを主体に親子の関係を考えた場合、上記で書いたようにリメイクや続編に合わせた作品作りをする必要はないのでスタンのキャラ付けや設定もD2本編の過去、つまりオリD寄りになる。元を辿るとオリDの続編扱いのD2も続編の扱いとなるが、その場合はどちらにしろスタンはオリD寄りの設定となるし、パターン訳の意味がなくなるので割愛。
そして、若干カイルびいきに無理のない妥協をした結果。スタンは30後半の騎士団長に、カイルはその父に憧れる少年になる。
D2本編と同じ様な設定になるが、母親不在の謎が残る。
スタンが軸の場合(リメD寄り)
スタンを主体に親子の関係を考えた場合、19歳独身ということになり、明らかにカイルの様な年齢の息子がいる年齢にはならない。ここでスタンの年齢を上げてしまうと上記のパターンとほぼ同じ結果になってしまうので、スタンの年齢は19歳で固定とする。
この場合、カイルはスタンと一般的な意味合いでの親子ではなくなる。レプリカでもよし、クローンでもよし、異世界もしくは未来から飛ばされて来たでもよし。4歳しか年の違わないスタンの事を父さんと読んでる辺り、何かしらの重い設定が見え隠れしている。年齢差を指摘された場合はスタンがキャベツ畑で拾ってきたと言い出してお茶を濁される。リメD後の未来が明言されていないのでこの際何でもありかもしれない。
カイルの設定が本編の域を逸脱するが、母親不在の謎は解消される。
カイル軸の世界の母親不在をルーティ不参戦から来るの大人の事情と割り切るか、スタン軸の世界で、カイルが実は未来から来たと説明されていない裏設定があるのだと補完するのが一番世界観を崩さない結論だと思う。