4人で集まり曲を作りあげたというより、ムステイン大佐が作っていた曲に2人の技巧を加えていったという曲がほとんど。
表題でもある「Dystopia」や「Fatal Illusion」が初期のメガデスらしさ全開であり、キコの速弾きだけでないテクニカルなソロやクリスの曲のテンポ以上に感じる手数あるショットとタメにより、曲の迫力と知性を生み出してます。
新たなアプローチを感じるのはキコのクレジットも入った「Post American World」からの後半の楽曲。
キコのアコギやピアノパートが入ったことにより、クラシック要素もある展開となっています。
単純にスラッシュメタルとは違うものになりますが、緊張感を生み出し、大佐の考えるメガデスの世界観には同調するんだろうなと思いますね。
音が全体的に若返り完成度も高いと感じましたが、新生メガデスとしての本領発揮は次作になるのかと。
そういう意味でこれからのメガデスにはさらなる期待をしています!
- スレット・イズ・リアル
- ディストピア
- フェイタル・イリュージョン
- デス・フロム・ウィズイン
- ブレット・トゥ・ザ・ブレイン
- ポスト・アメリカン・ワールド
- ポイゾナス・シャドウズ
- コンカー・オア・ダイ
- ライイング・イン・ステイト
- ジ・エンペラー
- フォーリン・ポリシー
- ミー・ヘイト・ユー (日本盤のみのボーナス・トラック)
好きな曲 1.2.3.6.8.10