カテゴリーをどこにするか悩みましたが、私にとって彼女はやっぱり皆城乙姫ちゃんなので、ファフナーのところにします。
三役あるけど、純粋無垢で天真爛漫な乙姫ちゃんが一番心に残ってるので。
乙姫ちゃんや織姫ちゃんの声をあてて下さっていた仲西環さんの訃報を知りました。44歳だったそうです。
………知った瞬間に、一期の最後の千鶴さんに「ここにいたい……!ここにいたいよぉ……!」と、泣きじゃくった乙姫ちゃん思い出して胸が痛くなった。
あの人懐っこくて可愛くて、でも凛として芯の強い乙姫ちゃんの演技が好きでした。
反対に、しっかりしてツンケンしてるのに優しさ故に本音を隠す織姫ちゃんの演技が好きでした。
EXODUSの最後で、今まで「芹」と呼んでいた織姫ちゃんが「芹ちゃん!」って呼んだシーンは名シーンだと思います。
BEYONDはまだ見れてない……ごめんなさい。
故に二代目の皆城総士はまだ見れてませんが、初代の皆城総士にとって、乙姫ちゃんも織姫ちゃんも、かけがえのない存在だったと思うんです。
特に一期の総士は、基本的に理解者がいない存在だったので、総士の内面を知る妹の乙姫ちゃんの存在は、総士にとって、とても大事だったと思っています。
総士を支えてくれて、見守ってくれて、理解してくれて、本当に有難うって思います。
そう思えたのも、やっぱり仲西さんが乙姫ちゃんを魅力的に演じてくださったからに違いありません。
乙姫ちゃんは、ただの普通の可愛い人間の女の子……ではないので、演じるのはさぞかし大変だっただろうと思います。
史彦さんと対峙したとき、責めるような史彦さんに対して静かに、問い掛けるような乙姫ちゃんの感じが凄く好きでした。
BEYOND見れてないので、ファフナーのこの先の展開を私は知りません。
でも、きっとキャストの皆さんや制作の皆さんは、仲西さんをいつまでも忘れないと思うし、見ている私たちも忘れないと思うし、島のみんなも絶対忘れないと思います。
何か、浮かんでくるんですよね。灯籠を流す情景が。
あの島のみんなは、いつまでもいなくなった人たちを忘れない。
だからきっと、ファフナーに関わった人たちもいなくなった人たちを忘れないと思うし、ファフナー好きな我々も、いなくなった人たちを忘れないと思います。
ファフナーに関わった人に対しては、やっぱり『ありがとう』という言葉が一番しっくりくる気がします。
悲しみより、あたたかい気持ちの方が大きいです。
別れってイメージはあまりありません、あの島に関わった人はずっと忘れないでいてくれると思ってるから。
私の代わりに、灯籠流してくれると思う。
本当にありがとうございました!ずっとずっと、大好きです。