大晦日に両親宛に送ったメール
年が明けて、母親から届いた手紙で知ったのだけど、どうやら途中で内容が切れていたようで、最後まで読んでいなかったみたい
あのメールは、一言一言、考え抜いて書き上げたメールだったから
ちゃんと伝わっていなかったことがすごくショックだったし
伝わっていなかったから、あのメールを送ったすぐ後に二人が私に会いに来ようとしたし
数日前に届いた、母からの二通目の手紙にも、今週末一人でこちらに来るから会いに行ってもいいかと綴ってあって
その一つひとつが、とてもつらかった
あんなに頑張ったのに、また、泣きながらメールを送らなきゃいけないのか
まだ、終わっていなかったのか
気が触れそうになった
メールも、電話も、手紙も、会いに来ようとするのも、たった一言一言も
ほんの少し私に触れるだけで、気が狂うかと思った
メールの途切れてしまった箇所がまた絶妙なところで
途切れた以降のメールだけを再送しても、それはもう私の伝えたかった想いや、その効果は半分も残っていないから
改めて、書き直さなければいけなくなった
今週日曜の夜に姉夫婦に会って、お互いのことを話し合った
姉夫婦は、3日に実家へ訪れていました
アダルトチルドレンとは何なのか
共依存とは何か
子供達だけでなく、両親もまたアダルトチルドレンに該当すること
今まで姉がどんなことにどう感じて、どう考えて、生きてきたのか
それらを両親に伝える為に
その時の会話を録音してくれていたので
姉夫婦の家で、4時間のうち最後の30分だけ聴かせてもらった
姉は、本当によく闘ったと思う
その上で、父の言葉に耳を疑ったし、母の言葉にゾッと鳥肌が立った
アダルトチルドレンの連鎖、病気の恐ろしさ
こわい、って思った
ひとと化物の狭間に二人が立っているようで、それこそ死ぬまで逃げられないのではないかと思ってしまった
二人に伝わったこと、伝わり切らなかったこと
本当に伝えなきゃいけない、大切なこと
全部全部話し合って、改めて二人にメールを送ると約束しました
そのメールを、姉夫婦と別れてからずっと考え続けていた
最初はなかなか自分の感情的な部分を文章にできなくて
でも、あの二人にはしっかり感情も交えて伝えないと、耳を塞いでしまうから
考えて、書いて、姉夫婦に読んでもらって、直して、加えて、また読んでもらって
そうして出来上がったメール
過去のことを謝って欲しい訳じゃない
これからを変えたいから、大晦日も今回も、泣きながら書いたんだ
二度とこんなもの書きたくない
二度と、こんなつらい思いしたくない
もうがんばりたくない
がんばりたくない
さっき、両親宛に送りました
今度はちゃんと二通に分けて送ったよ
追記は、メールの内容です
長いしどんよりする内容ですが、やっぱり忘れたくないから、ここに残します
マタギ云々はちょっとまた別件で家庭内で揉めております
Sub:私の考えていること@A
こないだ私が送ったメール、途中から切れて読めなかったと聞いたので、続きを小分けにして送るね。
私は、同性にしか恋愛感情を抱くことが出来ません。
今まで異性・同性とお付き合いしたこともありますが、
私には、好きになれない異性と結婚や子供を作ることは絶対に出来ません。
もっと早く言えば良かったのかもしれませんが、
「同性愛なんて気持ち悪い」
と実の両親に思われるのがこわくて、
今まで言い出せませんでした。
実際に、あまり良い印象を抱いていない様子は感じ取っていたので、ずっと言えませんでした。
自分が同性愛者だということも、子供の頃から私を苦しめてきました。
理解されない、嫌われる、結婚も出来ない、子供も作れない。
耐えきれなくて友達に言ったこともあったけど、やっぱり「気持ち悪い」って言う子はいたから。
でも、私も改めて就職して、私なりに自立しよう、幸せになろうと、もがいているところです。
今がベストな機会だと思うので、二人に打ち明けました。
私は私の生き方を変えることは出来ません。
私のことを「期待外れの娘」や「気持ち悪い」と感じて、
そんな思いが二人の心に少しでも残り続けるなら、
少しでも、私に何かを期待する心が付いて回るなら、
私は自分の為にも二人の為にも、今後同じように距離を置いて、連絡も絶ちます。
もう、過去の話を持ち出されるのも、
その過去を否定されるのも、
今の私に何かを期待されるのも、
“期待に沿ってくれない”と嘆かれるのも、
感情の捌け口にされるのも限界です。
“自分たちの人生を歩んでいってほしい”
以前、そうメールしてくれた時の二人の愛情と想いを信じて、私は自分の人生を生きます。
25年間、時間やお金や、いろんなものをかけて一生懸命私を愛し育ててくれたこと、本当に本当に感謝しています。
おかげで、楽しい思い出やしあわせな思い出もあります。
そして、私のわがままや、根性の無さで、
二人の期待に沿えないことが沢山ありました。
それでも、私は自分で選んだ学校や、
就職先に何一つ後悔していません。
二人にはいっぱい心配や負担をかけたけど、
それでも私があの大学に行くことを許してくれて、本当にありがとう。
だけどそのことで、
「モネが原因で症状が酷くなった」
「モネに振り回された」
と感じたなら、
二人が私のことを考えたり会うたびに、
その思いが付いて回るということです。
それなら、お互いに距離を置くことが、
なおのこと、大切なのだと思います。
私はもうその言葉を二度と聞きたくないから。
もしかしたら、二人の中で、
「自分たちの育て方が悪かったから」
「自分たちが悪かったから」
そう思わせているかもしれません。
「あの時ああしていればよかったな」
と、思わせているかもしれません。
でもね、私は二人に自分を責めて欲しい訳じゃないんです。
そして、それを理由に、今の私達や病気と向き合うことから目を逸らさないで欲しい。
「どうせ全部自分が悪かったから」と、
決してその一言で全てをまとめないで下さい。
その言葉を聞くたびに、とても悲しくなりました。
「出来損ないに育った私が全部悪かったんだ」
もし、私がそう口にしたら、きっと二人を悲しませてしまうと思います。
それと、きっと同じ気持ちです。
誰も“悪者”に出来る人が欲しい訳じゃないし、
誰かが「自分が全て悪かった」と言ったって、誰一人嬉しくないんです。
だって根本的に何も解決していないから。
だから、その一言で、決して現状と向き合うことを止めないで下さい。
今、私達全員、一人ひとりがやらねばならないのは、病気を治すことです。
そして、互いのAC、互いへの考え方を改善することです。
大切なのは“過去を悔やむこと”ではなく、“今からを変えること”です。
私の病気が治ったら全て解決する訳では絶対にありません。
お母さん、お父さん(もそうなのかな?)、
二人も本気で病気や自身と向き合って、
本気で治して下さい。
本気で「今までの自分を変えよう」
と、必死になって下さい。
二人が治るまで、私は二人に会うことも連絡をとることもしません。
これは、私なりの覚悟です。本気です。
私も、二人に負けないように、自分の病気と向き合って絶対に治します。
言うのは苦しいけど、
私は今、二人からどんな言葉を掛けられても、顔を合わせても、抱き締められても、
一つも信じられません。
信じられないし、今も二人のことが怖くて堪りません。
また突然怒られたり、縁を切られたり戻したり、同じことが何度も起きるのではないかと考えています。
年末頃に二人から送られてきたメールを、
私は一言一句忘れられません。
二人から「死」って単語が出た時、25年間生きてきた中で一番、「死にたい」と思いました。
私の言葉で、私のせいで、二人を死なせそうにしてしまったのだと、頭が真っ白になりました。
「死ぬ」という単語は、相手の言葉を封じ込めたり、素直に従わせたり、相手より優位に立つことが出来てしまう、禁断の言葉です。
親が子どもに『自殺』を仄めかす現状が
異常ではないと、本当に思いますか?
今のままで、親子関係をやり直すことが出来ると、本当に思いますか?
お父さん・お母さんの言葉は、昔も今も、
とても鋭いままです。
やり直したいと思っているのなら、
二人とも自分を変えて下さい。
過去ではなく、「今の自分たち」を変えて下さい。
過去のことを謝って欲しい訳じゃないから。
「これからの私達」の為に、ただ過去の話を伝えただけだから。
最後に、マタギの件に意思を伝えていなかったので。
私個人として、マタギに関しては反対です。
私達からすれば害獣でも、彼らはただ生きているだけです。
人間の命や生活を脅かすからとはいえ、
彼らを殺すのは人間側の都合です。
彼らの棲みかをなくし、
害獣に仕立てあげたのは人間です。
命を殺め、その業、災いを家族に振りかけてまでする事でしょうか。
他人の役に立つために、自分の家族を不幸にしてまでやる事でしょうか。
そして何より、大好きなお父さんに、
大好きな動物達を殺めて欲しくない。
今、お父さんが本当にすべきことがマタギだとは、私にはどうしても思えません。
長いメールになりましたが、読んでくれてありがとう。
みんなが心から笑えるようになりますように。
どうか、大好きなお父さん・お母さんを信じさせて下さい。
二人がたくさんたくさん愛してくれていること、ちゃんと知っているからね。
前向いて進んでいるモネさんは立派だと思う。
ふえええ遅くなりましたすいません!!
周りに、前を向こうと必死にもがいてたり、支えてくれたり見守ってくれる人達が居てくれるからなんとかなってるよー(笑)
も、もちろん雪見さんも入ってるんだからね!いつもありがとうなんだから!