何となくお姉ちゃんと比べて聞き分けがいいイイコちゃんでいるのがしんどくなって、別にしたくもない反抗してみたら思いの外スッキリしちゃって、そしたら後に引けなくなって始まった私の反抗期。
反抗期が終わって大人に近づけた気になってたあの時の私は今の私から見たら鼻で笑ってやりたくなる程子供で低能で、ちっぽけでどうしようもない奴だと思う。
カッコつけて吸った初めての煙草も咽せる事もなくて、結局今だって美味いとも不味いとも思わず吸い続けてて。
いつの私も大人になりたいって思ってたんだと思う。
何をどうしたら大人になれるのか、大人になったら何が変わるのか何一つ分からないくせに漠然と大人になりたいと思っている。

ただ、年を重ねる事に増える責任と、年を重ねる事に許されなくなる事の多さに潰されてしまいそうになる日だってある。
逃げ出せない現実に、見続けられない夢に、見失った自分
これが私がなりたかった大人への一歩なんだろうかね。
結局今だってイイコちゃんでいようとしてる。みんなイイコちゃんでいようとしてるのかね。
未だに分からない気持ちに真意に言葉に態度
全部が分かって受け止められたら私は大人に近づけるのかね。