メインとサブの二人、明日には復活してくれるといいなあ。
わたしはマイペース過ぎるから、誰かとお出掛けするのって苦手なんだもの。
明日はお出掛け。
だけど、まだ詳細が決まってない。
詳細を決めるお電話がある筈なんだけれど、まだ携帯は震えない。
……ねむたいなあ。
いつも言われていた。
頑張って描いたね!
いつも言われていた。
色がちょっと独特だよね!
いつも言われていた。
こわいね! 気持ち悪いね!
いつも。いつも。いつも。
だから決めたんだ、その通りで居てやろうって。
頑張るのは当たり前だとして、色彩感覚のずれた色を塗ろう、こわいって言われる、気持ち悪いって言われる線を引こうって。
けれど及ばない。
中途半端な完璧主義は、狂ったデッサンを破り捨てた。
自分の絵に違和感しか感じられない。
足りないのは鬱と狂気。仄暗い世界。
色彩だけ愛された、昏い世界のいろ。
ありふれてきてしまった。
出尽くされた気すらする。
だったら自分の描く意味とは何なのか。
おくすりをください。
世界が昏い光でうつくしく見える薬を。
自分の狂気を余さず描き散らしていた頃の、あの薬を。
がりがりと削られていく意欲。
膨れ上がる反骨精神。反比例。
削られていくのは意欲だけではなく自信すらも、自身すらもで。
自分の作品に足りないものを見付けてしまったあの子は、描けない描けないと泣き喚く。
絵が描けない自分に存在する意味は無い。
そんな強迫観念に抱かれながら、あの子は今日も筆を握れない。
貼り付けた仮面の下には、何を隠しているのだろう。(知っているけれど)
あの子に足りないのは、鬱と狂気だ。
似てる呪文だ。
確かに、確かに似ている。
幼馴染からコール。
小中高とつるんでいた同級生が、月末にライヴを行うそうだ。
まだ自分がボイトレをしていた頃、偶然同じ音楽サロンで再会した彼女。
高校時代にはヒップホップ一筋だったのに、パンクバンドを組んだのだと聞いた。
あれから、何年だろう。
まだ、活動していたのか。凄いなって思う。
彼女のバンドのライヴ、自分のことみたいに嬉しい。
でも、苦しい。
自分は音楽から遠退いてしまった。
でも、歌ってみたい。もっと上手くなりたい。
そんな欲求ばかりが膨らんでいく。
音楽も、イラストも、文章も、みんなみんな中途半端。
人格解離を起こすから、やりたい時に出来ないことが多々。
解離した子たちの得意分野もバラバラ。
あー、なんでこんなに中途半端なんだろう。
苦しいね。
サングリアとエビリファイでカクテルを作ってみても、心拍数と呼吸が少しだけ上がっただけで。
浮き沈みする意識が何だか気持ち悪くて、結局ベッドから抜け出して音楽を聴いてる。
エとセとラ
まだ冬ではないけれど、聴いてると夜の散歩に行きたくなる。
迷子に、なりたくなる。
或いは、ココロってやつはもう迷子だから、身体も伴わせたいのかな。
久し振りに、音楽に触れたいと思ってしまった。作り手として。
歌うのは下手だし、素人だし、打ち込みも下手だから歌唱ソフトに歌ってもらうのも諦めた筈だったのに。
なんでだろ。
目頭が痛い。飲み過ぎ。
朝になるまでに、眠れればいいな。