僕は屋上に来ていた。
時刻は放課後の時間帯を指している。
「速水?」
僕は速水らしき、背中に声をかけた。
そうあの後、僕は速水にここへ来るように指示されたんだ。
その時の速水の顔は、恐かった。
いつもは皆に笑顔を絶やさないから、素の顔なんて見たことなかったんだ。
「はや…み…?」
僕は少ない勇気を振り絞って、恐る恐る声をかけてみた。
「どうしたの…急に?」
「尚志、お前どうして加川や八代と連んでるんだ?」
「え…?」
いやそれは、いい奴らだし頼りになるし、人間を大切にできるからだ。
と、口を開こうにもなかなか脳がいうことを聞いてくれなかった。
汗が全身から噴き出しているにも関わらず、鳥肌がたって震えている、そんな錯覚を感じた。
それほどまでに速水の圧力を感じた。
「誰の許可を得たんだ?」
「誰のって…」
「お前は、俺の言うことだけ聞いていればいいのに」
何を言ってるんだろう。
いつもと違い過ぎる速水をみて、僕は動揺しきっていた。
「速水」
もはや、名前を呼ぶのが精一杯で、そんな僕に決定打を打ったのはやはり速水だった。
「俺の言うこと聞かない犬はいらない」
きっかけ。
ひとつのきっかけに過ぎないけど、人間嫌いに拍車がかかったのは、事実だ。
楽しかった分、空虚感はただただ辛かった。
嫌な事を家に帰ってまで、考えさせられるのもまた辛かった。
嫌でも、速水とは顔を合わさなきゃいけないのに。
自室に戻り、ベッドに顔を埋めながら、2週間前までの事を思い返していた。
思い返させたのは、勿論雛の彼氏、祐司さんだ。
やっと、龍平と八代くんのおかげで立ち直れてきたのに、神様は僕に対して酷い仕打ちだと思う。
唯一の救いは、2人が僕を裏切らなかったこと。
速水とは元々相容れないものがあったそうで、あれ以来僕にまとわりついて離れない。
それ程までに心配してくれているんだ。
僕は正常じゃない頭で、グルグルと嫌な考えを巡らせていた。
すると、部屋に向かって歩いてくる足音が聞こえた。
部屋の前でピタリと止まる。
コンコン。
ドア越しに声が聞こえてきた。
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久しぶりの小説
過去編脱出です!!
るりは様のご要望どうり、ベルを描かせていただきました。
何も見ないで、しかも初めて描いたから(条件は昨日と同じ)似てないのは突っ込まないでね?
今日は、少コミの発売日だったので、朝コンビニで買って行きました。
そして学校で読もうと思ったんです………ですけど。
集中して読めないっていうね(゜□゜)!!!
横から朗読しないで下さい;;
しかも、キザな台詞だけノリノリで言わないで下さい;;
私は、笑いが止まりません!!!!!
しかも、最終的には読み切りを最初から最後まで朗読してましたしね。
学んだ事は、うちの周りは、少女漫画を読ますとギャグにしかならないっていうね………;
ははは…生粋の少女漫画っ子はいないのか(`へ´)