1822年、イギリスの流刑地となっていたある島にパイ売り(パイマン)のアレクサンダー・ビアースが送られた。その島で生き残ることは不可能とされていたが、ビアースは生きる方法を見つける。
時は流れ、その島は観光地となった―…。
オーストラリア発のアドベンチャー・ホラー。


ジャック・ケッチャム繋がりで耳に挟み、気になっていたので鑑賞。
まったく聞いたことのないタイトル(とは言え、『SAW』シリーズの監督主演とあって一部では話題になっていたようです)のうえ、日本語吹き替えもなしだったのですっかり見くびってました。鑑賞後調べたら『パニック・ゲーム』と同じアフター・ダーク・ホラー・フェスタじゃないか(;ω;)そういうことは早く言ってくれないとこっちだって心と体の準備が要ると何度言えば…!

…というわけで、低予算映画で視覚的なグロは少なかったものの、かなり怖かったです。
展開はまぁホラーのお約束で“死にそうなやつから死んでいく”の連続なのですが、全体的に陰惨で救いがない。ホラー映画の楽しみの一つであるぶっ飛んだ笑いがないんですよね。そこがいいところなんだけど、怖い上にショックな上に悲しいじゃこっちもヘコむじゃないですかw気軽に観られる映画じゃないんですよね。
ホラー好きな友達ときゃっきゃしながら観るには向かないです。一人でじっくり向き。


“まぬけなサイモン”はトム・シモンズ巡査のことでいいのかな。

一族の目的を考えると、もっと手っ取り早く済ませりゃいいと思うけど、「食べ物で遊ばないでよ」って話なんでしょう。ウサギ狩りと一緒なんだね。

上記の「食べ物で遊ばないでよ」も含めて、展開自体は“ホラーのお約束”だけど、ストーリーはよくできてると思う。伏線がうまい。
ラストのワンカットで続編が作れそう。



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