地質学研究者のトレバー(ブレンダン・フレイザー)は亡くなった兄との思い出の本『地底旅行』から兄のメモを見つける。その数値は地震センサーの数値が高くなっている地域と一致していた。トレバーはメモを手掛かりに、甥のショーン(ジョシュ・ハッチャーソン)とアイスランドへ向かった…。
ジュール・ベルヌの『地底旅行』を元に作られたSFアドベンチャー。


これはおもしろい!
ストーリーは単純で先が読めるけれど(これは子供向け故でしょうね)、何しろ見せ方がすごい!思わずキャーキャー言いながら見てしまいました。
「それはないわw」と突っ込むところもたくさんあるんですが、それがまた楽しい。

惜しむらくは吹き替え版の声優ですね。
映画の演出やファンタジックな世界を充分に楽しむには、吹き替えで観るのがベストなんですが、みなさんご存じの通り吹き替えがタレントなんですね。
私はそこまでタレント声優にアレルギーはないけれど、沢村一樹・矢口真理はまだいいとしてジョシュ君を演じた入江甚儀の吹き替えだけはどうしても受け入れがたい。笑う(噴き出す)際の「ぷすっ」というすかしっ屁のような音、聞きとれない声、棒読みetc…。私が耐えられないのだから、一般の方はもっと耐えられないだろう。
映画の出来がここまでいいのに、吹き替えですっかり作品の質を落としている。配給会社の力不足だ。そんなにいい人材に恵まれていないのだろうか。

…とは言え、私自身も声優陣も徐々に吹き替えになれ、後半はそれなりに楽しめました。
3人とも慣れない中でベストを尽くしてくれている感じがしたし(特に矢口真理はハキハキ喋ってくれて好感が持てた)、二度と声優業はやってほしくないけど、この映画に関しては仕方ないと割り切りました。どのタレントも一度声優業を経験すると、自分たちには荷が勝ちすぎると言っている。そこにわざわざオファーを持って行く側も悪いよね。


ジョシュ君はトレバーの甥、ショーン役。いまどきの男の子という感じ。
演技は普通かな…?吹き替えのインパクトが強すぎてそこまで見れなかった
ジョシュ君が「ググってるの」とか言うとびびるねw