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24/05/12 00:46
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話題:本の感想
METAL GEAR SOLD GUNS OF THE PATRIOTS
伊藤計劃 著
もうすぐMGS3のノベライズが出ますから、故 伊藤計劃(けいかく)氏の名作MGS4のノベライズを読み返してみる。
当時
伊藤計劃って名前は「珍しい読み方をする名前だから覚えがありますね」程度の認識でしか無かったんですが…(苦笑)
だから当時はそれほどハマら無かったんですね(^^;;
でも、2〜3年ぐらい前だったかに虐殺器官・ハーモニーを初めて読んで一気に伊藤計劃ファンになりますも…既に氏は他界していたことを知りガックリしたもんでしたOTL
本当なんで、コレを読んだ当時にハマら無かったのだろうと今でも後悔してます(涙)
そんな湿っぽい話はこれぐらいにして以下本題。
世界中の戦争を裏から操る
愛国者達との戦いをスネークの相棒かつ親友のオタコン視点で語られる話です。
読み返して気付いたけどさ…ヴァンプ戦攻略のヒントがおもいっきりあるのに笑った。
これに気付かず、何十回もやられてたオイラは一体なんだったのだ(血涙)
あと、ネタバレになりますがスネークの
最後も語られます。
だからMGS4をクリアーした時「えっ?ここで終わり?」って思ってしまったのが本音(苦笑)
つーか、もうオタコン=伊藤計劃って当時も思ったけど、読み返して改めてそう思った(爆)
生前の著者はガチの小島監督ファンだった話ですから本当、ひと文字ひと文字から滲み出まくるメタルギア愛(笑)
そして同著者の虐殺器官が思いっきりフィードバックされているなぁ〜と感じる。
特にドレビンはさ、The Indifference Engine(※)の主人公の少年兵じゃね?って錯覚しちゃう(爆)
※早川書房さんから出版されている短編集。
The Indifference Engineっていや、この短編集に収録されている
フォックスの葬送と読み比べるのも面白いと思う(^.^)
まぁ〜伊藤計劃記録にも収録されてますけど(笑)
今思うとMGS4のストーリー自体が(ソリッド)スネークの最後ですし、同著者の虐殺器官やハーモニーなどと比べると病床の身だった著者と物凄い重なりますね。
MGSシリーズのファンなら一度は手に取るのもありだと思います。
基本的にゲームのシナリオそのままですが、ゲームだけでは伝わり切らなかった部分が補完されていたりBB部隊やカエル兵の存在自体がカットされていたりしてますが、ゲームをプレイした方はストーリーの補完にどーぞって感じです。
そして
伊藤計劃作品の入門書的な小説だと思いますね(^^;;
本当、氏にはもっともっと生きてハーモニー張りの名作や他のMGSシリーズのノベライズも執筆して欲しかったかな……
特にグランドゼロズを( ̄ー+ ̄)))))
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