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1982年、ロサンゼルスで9歳のウォルター・コリンズが行方不明になった。その後、警察の捜索でウォルターは発見されるが、戻ってきた息子は“ウォルターではなかった”。
息子を探して戦う母親をアンジェリーナ・ジョリーが熱演したノンフィクションドラマ。


とても良かった。
目を背けたくなるようなシーンが多かったけれど、実話だからこそ、目を背けることができなかった。
それだけの覚悟を製作陣も俳優陣もしている。私たち観客もそれに応えなければいけない。
その覚悟があるなら観てほしい。この現実から目を背けることは私たちにも不利益だ。

「まちがった者がハンドルを握ればその人だって危険です」。この映画でハンドルは権力です。
上に立つ者の実力で下の者の伸び代が変わる。私たちは誰をリーダーとして推奨するか、もっと真剣に見極めなければいけない。
マスコミもネットも情報源の一つではあるが、すべてではない。情報を鵜呑みにするのではなく精査する技量を持とう。「見る目のある者」になるのだ。


「死にたくない、死にたくない…」

ゴードン(ジェイソン・バトラー・バーナー)のこの姿を見ていると、さすがに憐れみを感じるけれど、社会的にあれは仕方ない。それだけのことをしている。
憐れみを持てることも強さだけど、毅然と腹を立てられることも強さだ。



また、(以下ネタばれ)