いかんせっかく綺麗な海眺めながら木の上でまどろんでるのにれいたのことばっかり考えちゃう。

嫌なこともたくさんあるけどこんなに綺麗な景色がある。
れいたは私よりたくさん良い景色を見てきたはずで、普通じゃ見られない景色もたくさん見てきたはずで。

さっき海に足をつけた時、怖いって思った。
まだ冷たいし、最後の最後、引き金を引く気持ちってどんななんだろう。
怒りや悲しみはある種激しい感情だから、最後の最後、無になってしまう瞬間があるのかな。
輝いてるものが支えになることを知っていれば知っているほど周りは苦しむよ。
『何でだ』って。

これは誰かへの憶測じゃなくて、私の死生観ね。
私は楽になりたい人は楽になればいいし足掻いてまで生きていく価値には疑問符を持ってる。
私自身も漠然とどうでもいいやーって思ってる。
だけど地震はめちゃくちゃ怖いし生きていたいと思うよ。
否定は決してしない。
楽になれたなら、解放されたなら良かったとさえ思う。
でも『何故か』を考えた時にわからなさすぎて勝手に絶望しちゃう。

れいた、まだ信じられない。
趣味の悪いガセネタであって欲しい。
聖地としてじゃなく、石垣島に来て良かったと思う。