愛媛県伊予市の市営住宅から無職大野裕香さん(17)の遺体が見つかった死体遺棄事件で、逮捕された無職の女(36)の異常行動が明らかになった。

約3年前、女は市営住宅から約10キロ離れた大手弁当チェーン店で働いていた。
店で一緒に働いていた元同僚の女性は「役職は店長だった。33歳だったはず。
肩くらいまでの髪を金色に染めて、肌は小麦色。『ヤンキー店長』と呼んでる従業員もいた」と振り返る。

仕事はサクサクこなしていたようだが、市営住宅で若者を支配していたように、店の中でもボスとして君臨していた。

「あまり好かれてなかったから、陰で悪口を言う従業員もいた。それが耳に入ったり、気に入らない子がおると『辞めて。明日から来んでいいよ』と切り離す」(同)

店長として在籍したわずか3か月の間に数人が辞めさせられたという。

当時は自動車の免許を持っていなかったが、店で働きながら取得し、新車を買った。ところが、購入から1週間もたたぬうちに廃車になった。

「赤信号で停車中の車に後ろから突っ込んだ。ケータイ片手に運転してるのはよく見かけたので、仕方ないって感じ。さすがにこのときは、周りには内緒にしてた」(同)

本人が無傷だったのは、悪運の強さだろうか。運転の荒さは自宅付近でも知れ渡っていた。

「アクセルべた踏みでぶっ飛ばすので、音だけで『あの人の車だ』とわかる。
生活保護をもらってるのは知ってたから、子供たちに『事故を起こしても保険金払われないから、絶対にひかれたらいけないよ』と教えてた」(付近の住民)

女の車は事件後もずっと市営住宅前に路上駐車されたままだ。「専用の駐車場もあるけど、そこまで歩くのが面倒くさいから、住宅の入り口に路駐してた」(前出の同住民)

警察が撤去しない理由は不明だが、逮捕後も市営住宅に迷惑をかけている。
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