1日1万人感染でも…イスラエルがオミクロン株への警戒解く理由

2/22(火) 13:42
毎日新聞

 新型コロナウイルス対策を巡り、イスラエルのベネット首相が3月から多くの行動制限を解除する方針を示している。市民からは変異株「オミクロン株」を心配する声が減り、街はにぎわいを取り戻しつつある。一方、新規感染者数は依然として1日1万人を超える。なぜイスラエルは今、オミクロン株への警戒を解くのだろうか。

 「オミクロン株はもう心配していません。多くの友人が感染したけど、風邪と同様の症状でした」。18日にエルサレムのカフェを訪れた兵士のイタマル・コーヘンさん(21)はそう言って笑った。カフェ内はマスクをしていない人であふれ、入店待ちの列もできていた。