夜のハイウェイ
遠くを流れて行く、滲んだ光が懐かしい。
寝静まる街のなかを走り続けることが、とても新鮮だった。
点滅するデジタル時計には、普段は知ることのない時刻が浮かんでいて、心が躍った。
そんなこんなで、しばらくするとやはり眠くなり知らぬ間に夜に溶けてた。
昔の話。
立派な大人になれるかな、私。
素直に、素直に
自分に無いものばかりに目がいきがちですが、どうしてあるものを伸ばそうとしないのか。
そんなことをふと思いました。
仕事頑張ろうと思いました。
高校の時の担任が言った、無駄な努力はない、という言葉を思い出しました。
頑張ろうと思いました。
報われなくても頑張ろうと思いました。
悲しい自分に酔うのは得意なので、きっと大丈夫。
掃除をしなければ。
傷の舐め合いなんてしたくないけれど、傷つけ合いたいわけでもない。
上手くいかない、
ねえ、上手くいかないよ。
悲しいな
暗闇が好きなのではなく、暗闇に浮かぶ淡い光が好き。
水面に写る少し霞んだ光が好き。
朝が来るとどこかで信じているから、夜が好き。
まだ、明日に光を見い出せるから、目を開ける。
そんな日々。
恵まれた日々。
おやすみなさい。