14日午後11時45分頃、愛媛県伊予市の市営住宅(4階建て)の住民から「3階の3号室で女性が暴力をふるわれている」と県警伊予署に通報が入った。

署員が調べたところ、和室の押し入れの中で、10歳代後半ぐらいの女性が毛布をかけられた状態で死亡していた。

市営住宅の住民らは、顔にあざがある若い女性が3号室に出入りし、家人から暴行を受ける姿を見ていた。

「殺されるかもしれない」と市に対応を求めていたという。女性は、無職女性の長女の友人との話もある。

住民の一人は「若い女性が部屋に住んでいて、ごみ出しなどをさせられていた。1か月ほど前には、住宅前で、長女からひどく暴行されていた。
それから姿を見なくなった」と話す。

別の住民も「1年ほど前から見かけるようになり、3号室の幼い娘の世話をさせられたり、荷物を運ばされたりしていた」と証言。
深夜に3号室から「やめて」「助けて」といった声が聞こえることもあり、住民の通報で警察官が来たこともあった。

7月中旬、住民らは市営住宅の集会所で会合を開き、立ち会った市職員に「部屋には若い女性がおり、このままでは殺されるかもしれない」と訴えたという。
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