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第43話(上)

異空間・元老院――
「そろそろ茶番劇、終わりにしないか?退屈なんだけど。ネオメギドもこうさ、撃破されちゃあな〜」

そう切り出したのは禹螢(うけい)。元老院の長・鳶旺(えんおう)は察していたのかという反応。


「ならば好きにしなさい。紀柳院鼎の能力(ちから)、そろそろ奪える段階まで来たようだな」
「今までのが全て茶番だなんてあっちは気づかないだろうねぇ?計画遂行のためなら非情な手を使うまで」

禹螢は十分、非情かと…。鳶旺も大概だが。



禹螢は何の前触れもなく、本部を襲撃。禹螢はヘラヘラしながら鼎を探す。

「出てこいよ、紀柳院鼎」


本部では禹螢に銃撃などするが、全然効いてない。宇崎から全隊員に通信が。


「相手は上級メギド並みかそれ以上の怪人だ。いいか、無理して攻撃しなくてもいい。逃げるのも手だ」
「鼎が狙われてんだぞ!?逃げろって…」

御堂が聞き返す。宇崎はこう答えた。
「鼎は既に本部を出ている。晴斗・御堂・彩音は鼎を探しつつ、彼女を守れ」
「了解。…って、いいのかよ」



鼎は霧人のバイクに乗せられ、本部を脱出。

「霧人、ありがとな」
「感謝するのはまだ早いぞ。敵が追ってくるかもしれんだろ」
「…そうだな」


バイクはある場所に到着。そこはゼルフェノア直属施設だった。見た目は全然わからない。
そこはかつて鼎が匿われた場所。

「ここは…」
「室長からここにいればひとまず安心だと聞いたんだ。鼎は久しぶりになるんだっけ」
「あぁ…久しぶりだよ」


ここ…彩音と出会った場所だ。心を閉ざした私に話しかけてくれた――


鼎はその施設の扉を叩く。すると連絡を受けたゼノク隊員が出てきた。

「紀柳院さんですね。話は聞いてます。一時しのぎになればいいんですが…」
「すまない」



鼎は施設へと入る。常駐しているのは看護師なのは変わっていないのか。組織の人間はノアからゼノク隊員に変わった以外はほとんど変わってない。

「私たちも紀柳院さんを守りますから」
「…ありがとう」



本部では禹螢との激戦が続いてる。禹螢はあることに気づいた。

紀柳院がいない…?どこにもいない!?逃げられた?


禹螢は攻撃をやめ、ある場所へと向かう。晴斗達は禹螢を追うことに。

「待てーっ!」
「ヤバい、本部に鼎がいないことがバレてる」


禹螢は姿を消した。



組織直属施設。鼎は嫌な予感がした。この感覚…奴が来るのかもしれない。


「この施設には入居者がいるのか?」
「いえ…今は避難させてます。入居者は数えるだけです」
「禹螢が来る…」

鼎はそう呟くと制止を振り切って施設を出た。この場所に被害を出したくない。禹螢が私を狙うならば、正面から戦ってやると。そう、決意したのであった。


鼎はブレードを抜刀。そしてとぼとぼと歩いていく。


彼女は人気のない公園のような場所に着いた。ここならば、被害は最小限で済む。


禹螢は鼎の姿を捉えた。見つけた…!
禹螢は鼎に急接近すると、顔を近づける。


「また会ったな、紀柳院。今までのは茶番だ、本気で行かせてもらう」
禹螢は怪人態へと変貌。一気に攻めていく。

「能力をよこせ」
「断る!」
「だろうなぁ。紀柳院、あんたの素顔また見せて貰おうか」


禹螢怪人態は強引に鼎の仮面に手をかける。禹螢は鼎の仮面を執拗に狙いつつ、肉弾戦で攻撃。
鼎は攻撃を受け、うめき声を上げる。

「いいぞ…もっと苦しめ」
禹螢怪人態は鼎の仮面の呼吸穴を塞いだ。視界もさらに遮られ、思うように動けない。

「やっぱりな。視界が遮断されてしまえばいくら能力持ちでも無理なんだな。仮面姿が災いしたな、お前」

「離せ!その手を離せ!!」


鼎は必死に抵抗する。禹螢は器用に攻撃していた。片手で鼎の仮面を塞ぎつつ、もう片手で殴りつけたり蹴りつけたり。鼎は知らない間に壁へと攻められていた。逃げ場がない。

禹螢はいたぶり、苦しむ鼎を見て楽しんでいる。快楽を味わっているようだ。


「どうした?反撃しないのか?」
鼎はそれどころじゃない。禹螢に攻撃を受けたせいでじわじわボディーブローが効いていた。

こいつに反撃したいが、視界が遮断されたのと一方的に攻撃を受けたのでは…。禹螢の攻撃はさらにエスカレート。


「いいもん持ってるな〜、お前」
禹螢は鼎が持ってるブレードを見た。そして、無理やりブレードを強奪。

「鷹稜(たかかど)を返せ!」

鼎はなんとか鷹稜を取り返そうとするも、禹螢は反撃の隙を一切与えず鼎のブレードで彼女を切りつけた。


「うっ!」
「どうだ?自分の刀で斬られた気分は」

鼎は違和感があった。どこを斬られたのかわからないが、流血していた。恐らく腹部を斬られたのか?



晴斗達は鼎を探すも、鼎が攻撃を一方的に受けている状態なため通信も遮断されている。
宇崎は鼎に呼び掛けた。

「鼎、鼎!聞こえるか!?どこにいる!?」


呼び掛けも虚しく返事はない。宇崎はメインモニターを切り替える。
GPSで場所の特定を急ぐ。場所が出てこない。どういうことだ?


これは禹螢が妨害していた。禹螢は怪人態になるとジャミングなど、電子機器に介入可能になる。
禹螢は鼎の端末に妨害をかけていた。つまり…助けが来ない。



禹螢は一旦、鼎の仮面から手を離した。鼎はかなり息を切らしていた。
ダメージを受けたことにより、消耗が激しくなっていた。


「まだまだ行くぞ」

禹螢は鼎のブレードで鼎をさらに攻撃。なんとか避けるも、体力の消耗が激しいせいか力が出ない。ブレードも奪われている。

鼎は必死に肉弾戦と銃で応戦するも、圧倒的に不利。だんだん消耗していく体力。奪われた鷹稜、鼎は禹螢に追いつめられた。


「今までのは全て茶番だったんだよ。あんたの能力を奪うための仕上げにね」


仕上げ…だと…。


鼎は絶望。禹螢は容赦ない攻撃をし、鼎はついに倒れる。

「悪いな、元老院の計画遂行のためなんだ。あんたの能力…頂くよ」
鼎は声すらも出ない。流血しているせいもあるが。

禹螢は人間態に戻り、そっと鼎の鎖骨付近に手を触れる。何やら淡い光の球体が禹螢の手の中に。


「頂いたぜ、あんたの『攻撃無効化』の能力(ちから)。あとはお前に用はない、用済みだ」

そう言うと禹螢は立ち去って行った。



残された鼎は痛みに悶えながらもなんとか立ち上がる。端末はジャミングされてて使えない。
晴斗達に居場所を伝えなければ…。とにかくこの公園を出るしかないが、歩けるだろうか。

しかも、ブレードまでもが奪われていた。どうすれば。



鼎はよろよろと歩き始めた。斬られた傷口を押さえながら、ゆっくりと。血はポタポタと落ちているのがわかる。

ダメージの影響で時々咳こんでいた。



晴斗達は鼎を捜索中。

「鼎さーん、どこなの?鼎さん!?」


御堂と彩音も躍起になる。

「あいつ、うまく逃げれたのか!?連絡全然つかねぇんだよ…」
「ずっとノイズが入ってる…。これ、敵にジャミングされたんじゃ…」


妨害された!?じゃあGPSでも探せないのか。
直接鼎を探すしかないのか…。





第43話(下)へ続く。


どんな状況だ


話題:今日見た夢
悪夢見ました。短い夢でしたが、なんか自己満小説のキャラが出てた。

自己満小説は実写イメージで書いてるのだが(特撮のイメージ)、その中の晴斗・鼎さんと御堂が出てて。



鼎さんが明らかに負傷してるんですよ。腹斬られたのかな、ずっと傷口押さえながらよろよろ歩いてる。
時々咳き込んでてかなりのダメージ受けてたの。


雨が降ってきた。鼎さんはビルとビルの間のちょっとした空間になんとか身を潜めようとしたみたいだけど、傷口からは血がだらだら流れてる上に意識が微妙な感じになってきた。

そして鼎は力尽きたのか、倒れる。


少しして、晴斗と御堂が鼎を発見→御堂は必死に鼎に呼び掛けて→鼎は目を覚ます。
この時、鼎さんは御堂に抱き抱えられてた。

鼎は御堂に「仮面を外してくれ」となんとか言って→外して貰うの。雨のせいか、薄暗いのもあって顔は角度のせいかほとんど見えない。口元だけ見えてるような状態。


鼎は何かを言おうとしたが、御堂に「これ以上喋るな!死にたいのかよ!!」…って止められる。
鼎は御堂に何かを伝えたかったらしく、名前で呼んで気絶。意識が朦朧としてるっぽいのに、伝えるために頑張ったんだなとなって。


晴斗は「救急隊呼びました!」って来るんだけど、御堂はダメージ受けてぼろぼろになった鼎の姿を見て涙を浮かべてる。すっごい悔しそうで。

御堂は「起きろよ!起きろよ鼎!」って必死に呼び掛けてる。意識朦朧としてるから鼎さんは返事なし。



これ、どんな状況だよ…。よくわからないけど、キツい展開。


場所がドンブラでしょっちゅう出てくる、犬塚とソノニがたまにいる場所だったのがリアル。ムラサメに襲撃された回で犬塚とソノニが逃避行した場所。
犬塚と獣人夏実もその場所にいましたな。

あと、ムラサメの刀が刺さっていた場所でもある。



小説に使えそうな展開ですが、鼎さんがハードすぎてキツいったらありゃしない…。なんでダメージ受けてぼろぼろになってんだ?とか。

かなり流血してたのがまたキツい…。


今回のスーパーヒーロータイム


話題:ひとりごと
ギーツの展開、後半めちゃめちゃ気持ち良かったのですが。そう来たかと。
ドンブラは初っぱなからカオスすぎて吹いたwww

ニチアサ繋がりでプリキュア、ラスボスがまさかのお前かよ!すぎる…。これはそう思ったやつ、多そうだな…。



ギーツ16話。キツネ狩り。ゲームマスターことギロリが仕掛けたゲームがライダーバトルとか…。
ギーツを倒せばテザ神になれるっていうんで、タイクーンとナーゴが迷っていましたが…前半は景和と祢音の葛藤メインでしたね。

ギロリが景和にジェットバックルがどうちゃらする下りは悪どいな〜と思いましたが。
ギーツを落とすためなら手段を問わないギロリ、怖っ。パンクジャックまで使ってやるのかよ。

キツネ狩りの「猟犬」に使われていたライダー、ギロリに操られていたもんな…。マスクが機械的すぎるから、ああ駒にされてんだって。


英寿とツムリのシーン、英寿の母親・ミツメについてツムリに聞いてましたが謎が深まったな…。
運営何かあるだろ。ツムリの前任のゲームナビゲーターだったミツメ、後半あたりに明かされそうな気がする。

タイクーンがギーツと戦うシーンの裏で祢音が父親と会うシーン、後半でそう来るのかと腑に落ちた。
鞍馬財閥がデザグラのスポンサーってのが、あのシーンの伏線になってたなんてな。


ギロリが変身して出てくるのも計算済みだったんですね。祢音とニムラが一緒に出てきたのはそういうことか。ギロリの不正を暴くシーン、勧善懲悪すぎて気持ちいい。
…で、ニムラがゲームプロデューサーという立場なのね。だからギロリに「代わりはいくらでもいる」と言い捨てたのか。

ギーツ&タイクーン&ナーゴvsギロリ、見ていてめちゃめちゃ気持ち良かった。
ギロリのあの追尾レーザーは怖いが。最後ライダーキックで決めてくれて爽快。


タイクーンが成長してるのが嬉しい。けっこう言うようになったよね。
ギーツに刺激されたんだろうか…。


デザグラは本来、オーディエンスがいるエンターテイメントショーというの、だからツムリはギロリに反発していたわけね。
ギロリが退場したから、英寿達3人はそのままライダー続行か。


運営サイドに新キャラ出ていたね。ニムラサイドがプロデューサーなら、あのメッシュの男はなんなんだろ?
新たなゲームマスターという感じじゃなかったし…。


プロデューサーより立場が上の人か?


終盤、リタイアした道長が出てたけどアルキメデルの台詞から察するに貴重なサンプルにされるのか?
「ゾンビバックル使いすぎたな」って言ってたのが不穏すぎる…。

アルキメデル何かしらしそう。


次回予告、デザグラ新シーズン突入。参加者の中にオオカミいたね〜。
1回戦だから参加者が多いのは当たり前か。



ドンブラ。初っぱなから笑った。偽の家族って詐欺師を騙すためかよ。
なぜか犬塚やジロウ、タロウまで巻き添えにして大丈夫か?すぎたが。

犬塚がジロウうざいっての、じわじわ来た。ジロウうざがられとる…。悪いやつじゃあないんだが。


詐欺師が夜、偽家族の家に忍び込むシーンシュールすぎ。突っ込みが追いつかねぇ。
キジはみほちゃん絡みになるとめんどいし、オニは寝ながら変身してるわ、イヌは烏龍茶で酔うか!?
ジロウは闇ジロウになってるわでカオスー。

なんだかんだでヒトツ鬼倒したけど、犬塚本当は嬉しかったのかな。ドンブラメンバーと成り行きとはいえ、一緒だったし。

脳人のシーンで、ソノニが犬塚とムラサメがどうちゃらでモノローグが出ていたが、イヌとムラサメは危険フラグ?


次回予告、未来の自分となんちゃらで2人いるんか!?ムラサメが2人!?
はるかの顔芸が楽しみだ〜。


ドンブラははるかの顔芸目当てで見ているところはある。
個人的にサルとオニの掛け合いが好きなんだよな〜。

ジロウがうざキャラ化してるよ…。闇ジロウはうざくないのだが。闇ジロウはわりと本音を言ってるよな〜。タロウを倒したいから「今は死ぬな」とか。ソノイにやられた回の次の回だっけ、闇ジロウの本音が出たの。


無題

話題:おはようございます。
昨日の拍手22個ありがとうございます。なんか悪夢見ました。最悪な感じの。

プリキュア珍しく前半から見れた。


ニチアサ感想は風呂掃除してからになります。風呂掃除だるいー。
今日はガンダムあるけど、不穏になってきたよね…。



昨日はヒロアカ、後半は途中までしか見れずMr.コンプレスがどうなったのかわからなずもやもや…。
あの後、倒されてしまったんだろうか…。捨て身のショーの展開は意外すぎた。


創作設定カテゴリーの味方組織2、宇宙局追加しました。


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